Up 「感染者数」を減らしたければ,陽性検査数を減らす 作成: 2021-02-02
更新: 2021-02-02


    非常時管制の延長を口にする自治体の長は,民から「やめてくれ」の声が上がって欲しい。
    民の方は,上から「やめる」が発せられるのを待つしかないのが自分の立場,と定めている。
    こうして,「馬鹿な戦争」は終わらない戦争になる。


    自治体の長は,地元の経済こそが緊急事態であることを報告されている。
    いまは, 「感染者数をなんとか減らして緊急事態を終わらせたい」の考えになっている。

    「感染者数」を減らすにはどうしたらよいか。
    陽性検査数を減らせばよい。

    実際,「感染者数」が増え過ぎて陽性者の掘り出し (クラスター捜査) どころではなくなった東京都は,いまこれをやっているところである:
      東京都の陽性検査数の推移 (2021年1月末まで)


    ちなみに,陽性検査数を減らすのにいちばん効果があるのは,「陽性検査拒否者に刑事罰を与える」である。
    自治体は,そんなことで自分のところから犯罪者を出したくない。
    ひとが反目し合う事態になり,そして歴史で犯罪者と審判されるのは自分の方である (「戦犯]」)。
    よって,検挙の事態にならないために陽性検査をしないという選択になる。

    もしこんなところまで計算して「コロナ刑事罰則」がぶち上げられたとすれば,それはそれでたいしたものである。


    馬鹿な戦争は,短期間のハイの後,ロウが果てしなく続く。
    ひとは,東京の上空にジェット機を飛ばしたり,東京都庁やレインボーブリッジを赤く灯したりしてハイに盛り上がった時節を振り返り,様変わりを思うべし。