「新型コロナ重症者数」は，NHK「日本国内の重症者数 /4月29日23:59時点」で,「951人」。
厚労省「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向 (速報値) /４月28日18時時点」では，
| ＜10 |
0 |
2 |
| 10代 |
0 |
| 20代 |
1 |
| 30代 |
1 |
| 40代 |
25 |
| 50代 |
39 |
| 60代 |
73 |
| 70代 |
112 |
| 80 ≦ |
68 |
| 不明 |
2 |
| 全体 |
321 |
新型コロナの恐怖をさんざん煽ってきて引っ込みがつかなくなっている者たちは，いま「重症者数」でひとを恐怖させ，危機を演出している。
その「重症者数」だが，いったいなんぼのものなのか？
それをここで確認しておくとしよう。
日本の人口は，厚労省の 2019年統計で「1億2373万人」，そしてその年齢別内訳はつぎのようになっている：
重症者数は，この人口に対する比で見ると，ほとんど無いような数になる：
| ＜40 |
2 ÷ 46,335,644
= (2 ÷ 4.6335644) × 10-7
= 0.4316 × 10-7
= 0.00 × 10-5 (10万人あたり 0.00 人) |
| 40代 |
25 ÷ 18,180,527
= (25 ÷ 1.8180527) × 10-7
= 13.75 × 10-7
= 0.14 × 10-5 (10万人あたり 0.14 人) |
| 50代 |
39 ÷ 16,035,517
= (39 ÷ 1.6035517) × 10-7
= 24.32 × 10-7
= 0.24 × 10-5 (10万人あたり 0.24 人) |
| 60代 |
73 ÷ 16,104,287
= (73 ÷ 1.6104287) × 10-7
= 45.33 × 10-7
= 0.45 × 10-5 (10万人あたり 0.45 人) |
| 70代 |
112 ÷ 15,856,385
= (112 ÷ 1.5856385) × 10-7
= 70.63 × 10-7
= 0.71 × 10-5 (10万人あたり 0.71 人) |
| 80 ≦ |
68 ÷ 11,218,370
= (68 ÷ 1.1218370) × 10-7
= 60.61 × 10-7
= 0.61 × 10-5 (10万人あたり 0.61 人) |
| 全体 |
321 ÷ 123,731,176
= (321 ÷ 12.3731176) × 10-7
= 25.94 × 10-7
= 0.26 × 10-5 (10万人あたり 0.26 人) |
重症者数は，「10万人あたり１人」に満たない。
それなのに，「重症者ベッドが逼迫」が叫ばれている。
これはつまり，「人口10万人の自治体あたり重症者ベッドが１つ足らず」というわけだ。
さてあなたは，「重症者ベッドが逼迫」をどう受け取る？
ちなみに，2020年中の交通事故負傷者数は，「負傷者数 36万9476人, そのうち重症者数 2万7774人」。
一日平均は，「負傷者数 1012人, そのうち重症者数76人」
「新型コロナ重症者数」の統計には，「新規重症者数」の項目が無い──「重症者数の増減」しかない。
よって，「重症者数 951人」(NHK) が１日どのくらいの入れ替わりで保たれているのかは，推測するしかない。
それでも「951人」程度の数だと１日の入れ替わり数が100人超えすることは考えられないので，高々つぎのように見ておいてよい：
「新型コロナの一日の新規重症者発生数は，交通事故の１日の重症者発生数並み」
交通事故重症者数に関して「重症者ベッドが逼迫」なんて聞いたことがない。
一方新型コロナでは，高々同程度の数字のことで，ひとの生活に規制をかけ，ひとの生活を壊しているわけだ。
コロナ禍は，引っ込みのつかない者たちの悪あがきへの，大衆のお付き合いである。
それにしても，こんな内容で煽る方が悪いのか，それともこんな内容で煽られてしまう方が悪いのか。
あなたは，どう考える？
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