Up 危急存亡を煽り続けるしかないマスコミ 作成: 2021-08-12
更新: 2021-08-12


    マスコミは,新型コロナを「パンデミック」だとして,ひとに危急存亡を煽ってきた。
    このマスコミは,危急存亡を煽り続けるしかない。
    引っ込んだら戦犯になるからである。
    これを,「引っ込みがつかない」と謂う。

    危急存亡を煽り続けるしかないマスコミは,危急存亡を唱えてくれる<権威>にすがる。
    そんな<権威>で目下の一番は,厚労省助言機関「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」である。

      読売新聞, 2021-08-12
    全国で感染者急増
    医療体制「災害時並み」
    厚労省助言機関
     新型コロナウイルスの全国の新規感染者数は11日、1万5812人となり、過去最多となった。 全国的にほぼ全ての地域で新規感染者数が急速に増加しており、厚生労働省の助言機関は同日、「これまでに経験したことのない感染拡大で、首都圏を中心に医療提供体制は災害時の状祝に近い」と警鐘を鳴らした。
    過去最多1万5812人
     東京都では11日、新規感染者が4200人確認された。 直近1週間の平均では前週から14.5%増えた。 感染者の急速な増加に伴って重症者も急増しており、40歳、50歳代を中心に、都基準の重症者は197人と、2日連続で過去最多を更新した。
     重症者向け病床の使用率は50.3%となり、都の関係者からは「医療従事者の確保も困難で、これ以上の重症者の増加に対応するのは難しくなっている」との声が上がっている。
     新たな入院の受け入れや調整も困難になっている。 自宅療養者は1か月前の約12倍にあたる1万9396人となった。
     千葉、神奈川両県でも20歳、30歳代を中心に新規感染者が急増し、重症者数が過去最多を更新。 重症病床使用率も上昇している。
     大阪府でも、若い世代を中心に急速に新規感染者数が増加している。 入院者、重症者ともに増加し、夜間の人出も多いため、感染拡大が続くことが予想される。
     沖縄県では、10日までの1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は247.83人で全国最多で、過去に例のない水準。 医療提供体制も全国で最も厳しい状祝だ。
     助言機関の座長を務める脇田隆字・国立感染症研究所長は「一般医療の制限も生じており、症状が出て救急車を呼んでも、入院できない状況になりつつある。自分や家族を守るため、感染リスクを避けることが必要だ」と訴えた。


    アドバイザリーボードは,日々発表される<陽性検査で陽性反応を現した者の数>を,いまになっても実行再生数推定モデルで考えている。
    即ち,x日発表の<陽性検査で陽性反応を現した者の数>を,「x日の新規感染者数」と定め,そしてこれを「xーt日前の感染者から伝染した者の数」と解釈する。(tを,「世代時間」と呼ぶ。)

    彼らは実行再生数推定モデルで感染拡大を予想する。
    彼らが予想する感染拡大のグラフは,高校数学の「微積分」の知識があればつくることができる:
    1. マスコミの謂う「新規感染者数の推移」グラフを用意。
    2. このグラフの最後尾の日の近傍で,平均変化率の平均変化率──物理学のことばだと「平均の加速度」── を読む。
    3. この加速度で,新規感染者数の推移グラフを延長する。

    加速度の値は,世代時間tおよび平均計算での区間のとり方に依存する。
    ともあれ,だいたいこんなグラフになる:
「西浦先生提出資料」/アドバイザリーボード (2021-08-11) より

    そしてこのグラフに,みなが騙される (恐怖させられる) というわけである。
    「モデルの誤用」ということが,わからないのである。


    「統計の嘘」ということばがあるが,少しも役に立っていない。
    どうしてそうなのか?
    統計を知らない者が,知らないことを合理化するために使うことば──それが「統計の嘘」だからである。

    学校数学無慚なり。