Up 読売新聞「ワクチン」キャンペーン : 騙しのレトリック 作成: 2021-11-19
更新: 2021-11-19


      読売新聞, 2021-10-30
    インド首都 抗体保有97%
     インドの首都ニューデリーで、新型コロナウイルスの抗体保有率が97%に上ったことが地元当局の調査でわかった。 新規感染も激減しており、集団免疫に近い状態を獲得した可能性がある。 感染を防ぐのに必要な抗体量がいつまで維持できるのかや、新たな変異型に効果があるかは不明だ。
     調査は9〜10月、デリー首都圏政府が2万8000人を対象に実施。 1月の前回調査では約56%だったが、8か月で急上昇した。 首都圏政府のサティエンダラ・ジェーン保健相は、「大部分は感染で、残りはワクチン接種によるものだ」との見解を示した。 集団免疫を獲得したかどうかは、「専門家が判断する」とした。
     インドは4〜5月、感染拡大第2波に見舞われた。 ピーク時の1日の新規感染者数は全国で40万人、首都では2万8000人に上り、首都圏政府はロックダウンを実施した。 ロックダウン解除後もワクチン接種とマスク着用などの感染予防策は不十分だったが、7月以降は連日、首都の新規感染者が100人を下回っており、「集団免疫でしか説明がつかない」との見方も出ている。
     インドでは11月に大祭「ディワリ」が開かれる。 当局はマスク着用などを呼びかけている。


    「読売新聞にしては,ずいぶん正直な報道をしたものだ」と,別の意味で感心した記事である。
    しかし読売新聞の方は「この記事はまずかった」とずっと思っていたのだろう。
    本日つぎの記事を載せてきた:

    読売新聞, 2021-11-19

    読売新聞はこの見出しで,読者につぎのように思わせようとしている:
     「 新型コロナ感染で危機的状況だったインドが,ワクチン接種によって正常化した。
    やはり,何をおいてもワクチン接種なのだ。


    マスコミはこれまで「インドはひどい」を印象づけようとする報道をしてきているが,他の国と比べて特にひどいわけではない。
    マスコミがワクチン先進国としているアメリカと「1日あたり死亡数 (1億人あたり) の推移」で比較してみても,つぎの通り:


    ひとは既に抗体を保有しており,ワクチンは無意味・無用である。
    実際,ワクチンは効かない。
    つぎは,イギリスの「1日あたり死亡数 (1億人あたり) の推移」:

      国別死亡数 : 2021-10-31 まで


    これから冬に向けて,新型コロナで発症する者が増えていくことになる。
    新型コロナは,風邪である。
    ひとはとっくに感染を経過してきている。
    新型コロナは,感染するかしないかではなく,発症するかしないかである。