Up マスクを着け続ける」の意味 作成: 2023-02-28
更新: 2023-02-28


      NHK 2023-02-13
    マスク着用 半数が "引き続きつけると思う"
    NHK世論調査
    ‥‥ 政府がマスクの着用を個人の判断に委ねる方針を決めたことを受けて、マスクのつけかたをどうするか尋ねたところ、「引き続きつけると思う」が50%、「外すことが増えると思う」が38%、「常に外すと思う」が6%でした。‥‥  

      読売新聞オンライン 2023-02-19
    マスク「できるだけ着けたい」女性69%、男性51%
     …読売世論調査
     読売新聞社が17〜19日に実施した全国世論調査で、今後のマスク着用について尋ねたところ、「できるだけ着けたい」は60%となり、「できるだけ着けたくない」の34%を大きく上回った。男女別では、「できるだけ着けたい」とした男性は51%だったが、女性は69%と差があった。‥‥  


    この統計数値に対し,ひとは表面的な解釈しかできない。
    本質的な解釈は,自分たちを否定するものになるからである。


    ひとは「コロナ対策」を正義の行動にして,これを競い合った。
    正義を行動することは,不正義を憎み,退治するということである。
    こうして,正義行動は必ず「非国民」を立てる。

    いま,新型コロナは「ただの風邪」になった。
    新型コロナ騒ぎは,ただの馬鹿騒ぎということになった。
    非国民が正しかった,となった。

    しかし,正義を行動することを自己肯定・自己確証にしてきた者たちは,この状況に際して引っ込みがつかない。
    この状況を認めることは,自己否定になる。
    彼らは,新型コロナがずっと「パンデミック」でないと,格好がつかないのである。
    困るのである。


    しっかり認識すべし。
    大衆は,ずっと「マスク警察」だったのである。
    実際,「マスクをする」ということは,マスクをしない者たちを斥けるということである。
    「マスク警察」は,転向することができない。
    彼らは,自分を否定しないために,「マスクをつけ続ける」のパフォーマンスを自分に課さねばならない。


    彼らは「マスクをつけ続ける」の意味を思考にのぼらせないようにする。
    思考にのぼらせたら,「マスクをつけ続ける」が揺らぐからである。
    彼らは,この心理構造になっている。

    心理には,「抑圧」というメカニズムがある。
    彼らは,「抑圧」のメカニズムで意識・思考を封じる。
    そして頑なに,「マスクをつけ続ける」に閉じ籠もるのである。


    「新型コロナ」は,「大衆」とは何かをずいぶんとわからせてくれた。
    大衆とは,「正義の者でなければならぬ」と思う者であり,権威が示す正義に煽動・洗脳される者であり,そしてこの全てを通じて疑念を無意識で抑圧する者である。

    「馬鹿な戦争」は,なぜ繰り返されるのか?
    全体主義は,なぜ繰り返されるのか?
    大衆とは,進んでこれをするものだからである。
    そして大衆は永遠だからである。
    ──人間は大衆以外になれない。