Up | 「新型コロナ日本」の形 | 作成: 2020-11-22 更新: 2020-11-22 |
しかし,世の中は「マスクをしろ」の圧力が強まる一方になる。
件のスーパーコンピューターは,咳・クシャミのときの飛沫の動きをシミュレーションしただけである。 ウィルスの動きのシミュレーションではない。 実際,ウィルスの動きのシミュレーションは,いまの科学のレベルでは遠く及ばないことである。 知るべし。 飛沫と新型コロナウィルスとでは,大きさが東京ドームと風船玉以上に違う。 理化学研究所やマスコミは,東京ドーム十万ないし百万個が吹き飛ぶ軌跡のシミュレーションを,風船玉 (その数不明) が吹き飛ぶ/流れる/漂う軌跡のシミュレーションだと そして政府は,この騙りを──騙りだと知ってか知らずか──さらに吹聴する。 もっとも,インテリジェンスは政治に求めるものではない。 政治は,理知で動いているのではない。 政治は,大衆の愚昧の延長である。 「新型コロナ=馬鹿な戦争」は,堂々巡りする「終わらない戦争」である。 この堂々巡りのダイナミクスは,つぎが要素になっている:
「新型コロナ=馬鹿な戦争」は,このダイナミクスが<渦>の破局 に向かうのか,それとも<波>の安定相を得るのかの,壮大な実験の趣きになってきた。 上に示したダイナミクスの要素は,互いに正のフィードバックがかかる関係になっているので,このままでは<渦>になる。 <波>になるには,負のフィードバックをかける要素が加わらねばならない。 その1つとなるものに,財政出動 (手当金支給) では救えない生活困窮者の<顕在化>がある。 いまは,マスコミが生活困窮者を隠蔽しているステージである。 マスコミは,余裕のある者の「新型コロナ恐い」「自粛やむなし」の声を拾って,生活困窮者を隠す。 余裕のある「生活困窮者」に「工夫してやっていくしかない」を言わせて,生活困窮者を隠す。 いまは,政治も生活困窮者を隠蔽しているステージである。 営業自粛に対する「感染拡大協力金」は,欺瞞である。 これを得るのは,経営者だからである。 「感染拡大協力金」は,解雇される者の存在を隠蔽する。 「新型コロナ日本」は,「格差社会日本」である。 |