Up 結論 :「馬鹿な戦争」のしくみ 作成: 2022-03-07
更新: 2022-03-07


    「新型コロナ」は,1日1桁の「感染者数」で大騒ぎが始まり,1日10桁,100桁の「感染者数」でかつての癩者排斥・隔離と同じになり,そしていま1日万単位の感染者数をあたりまえにして,終わろうとしている。

    この「新型コロナ」は,何だったのか?
    「新型コロナ」を「ゼロコロナ」に向かう戦いだと思い込んだ者たちが起こした, 「馬鹿な戦争」である。

    なぜ「新型コロナ」を「ゼロコロナ」に向かう戦いだと思い込んだのか?
    ものを知らないからである。
    頭が悪いからである。
    ひとはものを知らず,頭が悪い。
    そしてそのことを知らない。


    しかし,「馬鹿な戦争」を起こそうとする者たちがいることは,その「馬鹿な戦争」が実際に起こることと同じではない。
    2つの間には,階梯がある。

    戦争論は,ほとんどが間違ってきた。
    それは,大衆を被害者のように描く。
    さらに,被害者に「何の罪もない」の形容詞を付けることによって,大衆を善人に仕立てる。
    「新型コロナ」をしっかり観察すべし。
    この「馬鹿な戦争」の主導者は,大衆である。


    マスコミ,政治家/役人, 「専門家」も,大衆である。
    マスコミは,大衆の下衆の表出である。
    政治家/役人は,大衆に気に入ってもらえることを行う者である。
    「専門家」は,大衆に気に入ってもらえることを言う者である。

    一方大衆は,マスコミ,政治家/役人, 「専門家」に認められたいと思う者である。
    褒められたいと思う者である。
    マスコミ,政治家/役人, 「専門家」は権力・権威であり,そして大衆は権力・権威に認められたい・褒められたいと思うものだからである。

    このように,大衆,マスコミ,政治家/役人, 「専門家」は,互いに求め合っている。
    これは,<正のフィードバック>ダイナミクスである。
    <正のフィードバック>ダイナミクスは,無限螺旋ダイナミクスである。
    このダイナミクスにより,「馬鹿な戦争」の夢想は「馬鹿な戦争」の実現にまで進む。
    こうならずには済まない。


    ひとのうちには,「馬鹿な戦争」をいつも夢想している者が一定割合で存在している。
    そして,権力・権威になるのは,そのような者たちである。
    「馬鹿な戦争」をいつも夢想する体質は,権力・権威につける十分条件ではないが,必要条件である。

    よって,「馬鹿な戦争」は繰り返される。
    「馬鹿な戦争」は,絶対に無くならない。
    「馬鹿な戦争」を繰り返すことは,「人間」の含意である。


    要点をしっかり押さえておこう。
    要点は,「大衆は,権力・権威に認められたい・褒められたいと思う」である。

    この条件づけは,生まれたときから始まる。
    家庭でしつけられ,学校でしつけられる。
    昔のことわざに「三つ子の魂百までも」があったが,これは体制がこの期間を重視していることも示している。

    「新型コロナ」は,いま5〜11歳接種のステージに入ったところである。
    ここで子どもはまた一段, 「認められたい・褒められたい」を条件づけられる。
    ワクチン接種を受けた子どもたちは,どんなにか優越感で満たされ,晴れがましい気持ちになることか!

      NHK, 2022-03-06
    南国市で5歳から11歳対象にワクチン接種始まる
    5歳から11歳を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が、6日から高知県南国市で始まりました。‥‥‥
    小学5年生の女の子は「打つ前はドキドキしましたが、痛みもほとんど感じず安心しました。これで少しでもコロナにかかる人が減ればうれしいです」と話していました。 ‥‥‥