Up 2021-12-22 時点の状況 作成: 2021-12-22
更新: 2021-12-22


    オミクロン株の世界拡散は,現在つぎのようになっている:
12-20 読売新聞
12-22 読売新聞


    政府の「水際対策」の今のステージは,
    ○ 12月9日「水際対策強化に係る新たな措置 (22)」
      (入国者に対する待機措置を「検疫所宿泊施設 → 自宅等」に切り替え)
      つぎの順で,宿初施設待機及び検査を求めないことにする:
      1. 3日間待機指定国/地域からの入国者でワクチン接種証明書が無い者
      2. 6日間待機指定国/地域からの入国者でワクチン接種証明書が有る者
      3. 6日間待機指定国/地域からの入国者でワクチン接種証明書が無い者
    ○ 12月17日「水際強化措置に係る指定国・地域一覧」
    • 検疫所宿泊施設で10日間待機
        アンゴラ
        エスワティ二
        コンゴ(民)
        ザンビア
        ジンパブ工
        ナミビア
        ボツワナ
        マラウイ
        南アフリカ共和国
        モザンピーク
        レソト
    • 検疫所宿泊施設で6日間待機
        イスラエル
        イタリア
        英国
        オーストラリア
          ニューサウスウエールズ州
          北部準州
        オランダ
        韓国
        スウェーデン
        デンマーク
        ドイツ
        ノルウェー
        米国
          ニューヨーク州
          ハワイ州
        ポルトガル
    • 検疫所宿泊施設で3日間待機
        アイスランド
        アイルランド
        インド
          力ルナータカ州
          ケララ州
          マハーラーシュトラ州
          ラジャスタン州
        エストニア
        オーストラリア
          首都特別地域)
        オーストリア
        ガーナ
        カナダ
          アルパータ州
          オンタリオ州
          ケベック州
          ニューブランズウィック州
          ノパスコシア州
          ブリテイツシュ・コロンビア州
        キプロス
        ギリシヤ
        クロアチア
        ケニア
        スイス
        スペイン
        スロベニア
        タンザニア
        チエコ
        チリ
        ナイジェリア
        パキス
        タン
        フィンランド
        ブラジル
          サンパウロ州
        フランス
        仏領レユニオン島
        米国
          アリゾナ州
          カリフォルニア州
          コネチカット州
          コロラド州
          テキサス州
          ネブラスカ州
          ペンシルベニア州
          マサチューセッツ州
          ミズーリ州
          ミネソタ州
          メリーランド州
          ルイジアナ州
          ワシントン州
          ワシントンD.C.
        ベルギー
        ルーマニア
        レバノン

    変異株出現に対するひとのリアクションは:
      変異株進入を抑え込む!──水際対策!──水際対策の強化!
    この騒ぎは, 「検疫所宿泊施設」運用の破綻と「待機指定国/地域」リストの破綻を以て,<空騒ぎ>として終わる。
    ただし政府文書のなかで「水際対策の強化」がどんなふうにうやむやにされるのかについては,これまで観察して来なかった。
    この度は,きちんと経過を追うとする。


    ひとは,変異株騒ぎは空騒ぎで終わるということを,いつか学習するようになるか?
    これまでの経緯が示すところでは,学習しそうにない。
    ひとは同じことを繰り返す──これの他ではないということである。