Up 新型コロナの死因は自己免疫 : 要旨 作成: 2022-02-19
更新: 2022-02-19


    新型コロナの「感染」の意味は,「新型コロナウイルスが上皮に取り付き,さらに上皮細胞に侵入」である。
    体はこれに対し,免疫反応をする。
    この免疫反応は,「炎症」として現れる。

    ひとは,炎症を「病気」だと思っている。
    炎症を無くすことを「病気を治す」だと思っている。
    そこで,炎症を無くしてくれる医者・薬を求める。
    高熱だったら解熱剤を求めるという具合。

    このように,ひとは体の免疫反応をわざわざ自分から損なうことをする。
    症状と病因の区別がついていないためである。


    しかしここに,「炎症」そのものが病因になる者がいる。
    自己免疫病の者である。

    免疫反応は,もともと危険が伴っている。
    やり過ぎと誤爆である。
    やり過ぎと誤爆は,自分で自分を壊す行いである。
    体が壊れ,そしてこれに持ち堪えられなければ死ぬ。

    自己免疫病は,免疫反応が<やり過ぎと誤爆>へと進行してしまう病である。


    自己免疫病者は,急激に増えている。
    自己免疫病は, 「現代病」である。
    そしてこの「現代」の意味は,「現代の生活習慣・生活環境」である。

    「現代の生活習慣・生活環境」とは?
    「無菌」を正義にした生活習慣,「無菌」を実現しようとしてつくられる生活環境である。


    ヒトは,細胞コロニーを微生物コロニーが覆っている(てい)である。
    ヒトの進化は,この複合コロニーの進化である。

    微生物コロニーは,常在微生物叢として,外部からの侵入者の防御になる。
    一方,常在微生物は,細胞にとって軍事バランスを構えておくべき相手である。
    体は,このダイナミクスにおいて最適の防衛システムを実現するように,進化する。
    免疫はこうして成ったものである。

    しかし,ひとは「無菌」をイデオロギーにするようになり,微生物コロニーの破壊を正義とするようになった。
    進化の長い時間をかけていまがある体は,免疫の前提が急速に破壊される状況に対応できない。
    免疫は,相手がこれまで通りににいるものだと定めて,いない相手の代わりに自分の体を相手にし出す。


    ひとはこのことを知らない。
    ひたすら「無菌」を求める。
    ひとはなぜこうなのか?
    彼らを騙す者がいるからである。
    それは,医事薬事利権である。

    「新型コロナ」は,つぎの循環の環の中にある:
             医事薬事利権 ←─┐   
          ↓     │   
        自己免疫病   │   
          ↓     │   
      新型コロナパニック ┘