Up 「新型コロナ恐怖症」 作成: 2020-07-15
更新: 2020-07-15


    「新型コロナ」に対するひとの恐怖は,恐怖症 phobia である。
    恐怖症は精神病であるから,理を説いても通じない。

    例えば,虫嫌い。
    これは,恐怖症である。
    虫とはそんなふうに嫌うものではないことを説いても,虫嫌いには通じない。


    新型コロナは,せいぜいインフルエンザ並みである。
    感染してもふつうは無症状か軽症。
    重症化するのは,高齢者や持病持ち。
    重症化の内容も,インフルエンザと変わらない。

    感染してもふつうは無症状か軽症だから,感染者数はかなりの数にのぼっている。
    潜在していて,見えてこないだけだ。
    「東京都で新たに確認された感染者が4日連続で200人超え」の「200人」なんぞは,まったく意味のない数字である。
    インフルエンザだと,流行ピーク時には「1週間で222.6万人が罹患者として受診」のデータもある:


    しかし,恐怖症にこのような理屈は通じない。
    彼らは,「インフルエンザは死なないが新型コロナは死ぬ」を返すだけである。
    感染者がひとり見つかったことだけで,県をあげて大騒ぎする理由としては十分なのである。

    実際は,インフルエンザでも死亡する者はいる。
    2018月11月〜2019年5月の間では,3306人が死んでいる。
    一方,新型コロナは,7月14日の時点で死亡者が 984人 (新型コロナに感染していればすべて新型コロナで死亡として計算)。