Up NHKの誤算 作成: 2020-07-29
更新: 2020-07-30


    NHK は,「対策しなければ何十万人も死亡」を唱える「専門家」の言をそっくり信じた。
    この「専門家」とNHK の誤算は,新型コロナがそれほどの感染症ではなかったことである。

     Cf.  ブラジルは,大きな貧民窟 (「ファヴェーラ」) を抱えていて,「自粛」などやろうにもできない国である。 NHK や「専門家」を(あざけ)るふうに「新型コロナなんて,どおってことない」でやっていくしかない。
    このブラジルの死亡者数は,最新情報で「8万8017」 (Google ニュース)。
    ちなみに,ブラジルの人口は「2億1105万」,日本の人口は「1億2686万」。
     「ブラジル:新型コロナ死者2万人」の読み方 (2020-05-24)


    新型コロナがそれほどの感染症でないことは,後になってわかることである」──この言い訳は立たない。
    新型コロナがたいした感染症でないことは,はやい段階からわかっていた。
    しかし NHK は,「対策しなければ何十万人も死亡」を信じ,自分の立場を最大利用して「自粛」全体主義のキャンペーンに邁進する。
    ひとが新型コロナを恐怖するよう情報操作し,新型コロナを恐怖するひとの声を専ら取り上げ,「自粛」の態度を見せない者を悪者にしていく。
    こうして「偏向報道」を地で行く者になる。


    NHK は,いま引っ込みがつかない。
    「自粛」全体主義は,さんざんひとの生活を壊してきたからである。
    NHK は,新型コロナを「対策しなければ何十万人も死亡」の怖い感染症にし続けていかねばならない。

    「対策しなければ何十万人も死亡」の怖い感染症であれば,「自粛」が緩めばたちまち惨状を呈さねばならない。
    「Go To トラベルキャンペーン」なんぞは,もってのほかとなる。
    しかし,情況は一向そのようにはならない。
    こうして NHK は,実数を伴わない「感染拡大」を唱えるだけになる。


    報道されている「感染状況」は,実際とはまったくかけ離れたものである。
    「新型コロナ感染拡大」と比較されることになる「インフルエンザ流行」は,こんなものではないからである。
    「専門家」と NHK の無惨は,「新型コロナ感染拡大」の実数グラフのイメージがまったく無いこと──そもそも,イメージがまったく無いということが,意識にのぼらないこと──である。
    門外のひとは知るまいが,「専門家」と「間抜け」は両立する。

    つぎは,インフルエンザの週ごとの受診患者数の推移グラフ── 2018年第47週(11/19〜11/25) から 2019年第20週 (05/13〜05/19) まで──である:
    インフルエンザ感染者数の推移グラフは,このグラフよりさらに背が高いものになる。
    知るべし──「感染者数」とは,こんな規模の話なのである。
    自治体首長や NHK がさわいでいるような百や千の桁の数の話ではない。
    十万や百万の桁の数も驚くようなものではない,というのが「感染者数」なのである。