Up NHKの終い方 : 要旨 作成: 2020-07-28
更新: 2020-07-28


      NHK News Web, 2020-07-28
    「東京都 新たに266人感染確認 200人以上は2日ぶり 新型コロナ」
    東京都によりますと28日、都内で新たに266人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。都内で1日に200人以上が確認されるのは2日ぶりで、100人以上は20日連続です。
    都によりますと、266人のうち20代と30代は合わせて168人で、全体のおよそ63%を占めています。
    これで都内で感染が確認された人は合わせて1万1611人になります。
    また、重症の患者は27日より2人増えて21人になったということです。
    一方、28日、死亡が確認された人はいませんでした。
    「陽性率」の推移は
    東京都内で感染が確認される人は日によって増減を繰り返していますが、都の幹部や専門家が注目しているデータの1つが、検査を受けた人のうち陽性になった人の割合、「陽性率」の推移です。
    都が発表する「陽性率」は、その日までの1週間に陽性と判明した人の平均を、検査を受けた人の平均で割って算出した数値で、最新のデータでは、26日の時点で6.5%となっています。
    都によりますと、緊急事態宣言が解除された5月25日は1.0%で、先月下旬までは1%台から3%台で推移していました。
    しかし、その後は上昇傾向が続き、今月1日に3.9%だったのが、24日には今月に入って最も高い6.7%になりました。
    都の担当者は「『陽性率』の上昇は感染が広がっていることを示している。同時に、検査能力が限られている中で、多くの陽性者を把握する効率的な検査ができていることもあらわしていて、感染を早く確認して的確な対応にもつなげたい」と話しています。


    NHKの本日午後7時のニュースは,この内容を,複数のグラフを用いて熱っぽく説明した。
    「感染拡大」報道のインチキを指摘する声が高まっていることを意識して,というわけである。

    NHK はこれまで,「<検査によって新たに見つかった感染者>の数の増加」を,「感染拡大」と言い直してきた。
    これは,インチキである。
    検査数を増やしているのだから,検査によって新たに見つかる感染者の数も増えることになる。

    NHK は今回,「陽性率が上昇しているから感染拡大だ」の論法に変えてきた。
    しかし,この論法もインチキである。

    「緊急事態宣言が解除された5月25日は1.0%」は,「ホストクラブ」「夜の街」摘発の前のことである。
    知るべし。検査は,感染が強く疑われる者と濃厚接触者に的を絞って行っているのである。
    「ホストクラブ」「夜の街」の摘発は,「<検査によって新たに見つかった感染者>の数の増加」とともに「陽性率の上昇」にもなるのである。

    まだある。
    経験を積むごとに,的の絞り方がうまくなる。
    的の絞り方がうまくなるとは,陽性率が上昇するということである。


    しかしNHK は,インチキな論法にすがるしかない。
    NHK は,「自粛」全体主義の中心的存在でやってきたこれまでの経緯から,もう引っ込みがつかないのである。
    インチキな論法を抱えて突進・玉砕するしかないのである。