Up 「100年に1度の危機」 作成: 2020-08-14
更新: 2020-08-14


      読売新聞, 2020-08-13
    WHO「100年に1度の危機」
     新型コロナウイルスについて、世界保健機関 (WHO) のテドロス・アダノム事務局長は「100年に1度の公衆衛生上の危機だ」との表現で、1918年に発生したスペイン風邪に次ぐ世界的脅威になっているとの見方を示し、国を挙げた対策を求めている。‥‥‥


    新型コロナは,「100年に1度の危機」だそうだ。
    したがって,「100年に1度の危機」とはどのくらいのものか?が問題になったときは,いまの新型コロナを思えばよいということになる。

    「100年に1度の危機」は,どのくらいの数の人が死ぬのか。
    8月13日の時点での「総人口あたり死亡数」が多い国を上から順から並べると:
数値は,1万人あたり死亡者数
ベルギー 8.6
英国 6.9
ペルー 6.6
スペイン 6.1
イタリア 5.8
スウェーデン 5.8
チリ 5.4
米国 5.1
ブラジル 4.9
フランス 4.7
メキシコ 4.3
パナマ 4.0
アイルランド 3.6
オランダ 3.6
エクアドル 3.5
コロンビア 2.8
カナダ 2.4
イラン 2.3
モルドバ 2.1
スイス 2.0
ポルトガル 1.7
ルーマニア 1.5
イラク 1.4
ドミニカ共和国 1.3
アルゼンチン 1.2
ドイツ 1.1
デンマーク 1.1
ロシア 1.0
「新型コロナ」死亡数の国際比較, 2020-08-13
    日本は 0.08人。
    そしてマスコミが「感染拡大」キャンペーンでさかんに引用しているインドは,0.34 人である。

    「パンデミック」と聞くとひとは「人口の数割が死んでしまう」みたいなイメージをもってしまうが,上の数値──「1万人のうち数人が死亡」──のようなのが「パンデミック」というわけだ。
    翻って,感染症流行はいつもひどく誇張されて述べられてきたということである。