Up 読売新聞「第2波・第3波」デマゴギー 作成: 2020-10-20
更新: 2020-10-20


      読売新聞, 2020-10-20
    クラスター 地方に拡大
    感染2桁続く「第3波」懸念高まる
     道内の新型コロナウイルス感染者が今月に入り、札幌市から各地に広がり始め、「第3波」への懸念が高まりつつある。 1日当たりの新規感染者数は2桁続きで、これまでなかった地方の高校や消防本部でもクラスター(感染集団)が発生している。 道の警戒ステージの目安では「利用病床数」などに余裕があるが、識者は経済活動との両立のためにも、感染を抑え込むことが求められると指摘する。
    「警戒ステージ2」迫る
     1日当たりの新規感染者数は19日までに23日連続で2桁で推移し、過去最長だった24日間(4月14日〜5月7日)を上回る勢いだ。
     クラスターも地方に拡大。今月に入って14か所で認定され、このうち札幌市外は6か所に上った。
     感染状況に応じて対策を取るために設定された5段階の警戒ステージは現在、警戒度が最も低い「1」だ。「2」への引き上げの目安である直近1週間の「新規感染者数」は169人で指標を超えている。
     ただし、医療機関の逼迫度から判断する「利用病床数150床」と「重症者用15床」は、それぞれ105床、2床の利用にとどまり、第2波ほど切迫していない。
     ‥‥‥
     


    新型コロナ騒ぎが空騒ぎであることが明らかになり,被害甚大を被った者たちがこの空騒ぎの元凶をそろそろ考え出してきたいま,この空騒ぎを煽ってきたマスコミは,ますます引っ込みがつかない(てい)を現すようになってきている。

    戦争を煽ってきた者は,戦争の間違いがはっきりしてくるほど,間違いを認めるのではなく間違いをごまかすことに躍起になる。
    そして,被害甚大をますます大きくする。
    これが「終わらない戦争」の構造であり, 「戦犯」の構造である。

    「40万人死亡」を唱えて北海道知事を焚きつけたのは,軽はずみではあれ,ヒロイズムである ( 北海道知事に火がつく)。
    この読売新聞のように,引っ込みがつかなくて「第2波・第3波」のデマを振りまいているのは,犯罪である。
    両者は,はっきり区別せねばならない。


    新型コロナは,つぎのように推移している ( 「年齢群別死亡数 : 2020-10-14 まで」):
死亡数累積推移
(厚労省「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」から数値を引用)
<10 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80<
4月17日まで 0 0 0 2 2 6 18 46 79 153
5月05日まで 0 0 0 2 8 16 42 97 216 381
6月17日まで 0 0 0 3 9 18 69 176 367 642
7月15日まで 0 0 1 4 14 33 101 268 556 977
8月12日まで 0 0 1 4 14 37 108 287 584 1035
9月2日まで 0 0 1 5 17 45 124 336 735 1263
10月14日まで 0 0 2 6 18 52 159 422 951 1610

    グラフが示すように,死亡数増加速度はほぼ一定である。
    「第2波」など存在していないし,「第3波」の兆候もない。

    そしてこの「速度一定」は,初期の段階で感染がもう定着したことを示している。
    新型コロナの感染は,「かぜをひく」と同じである。
    感染しないようにするというものではない。
    大勢が,とっくに大なり小なり感染を通過しているのである。
    ──要点:感染は0か1ではない!


    新型コロナの感染者の掘り出しは,かぜをひいている者を掘り出そうとしているわけであり,まったくの無意味である。
    引っ込みがつかないマスコミや自治体首長等が,これに意味を見せ掛けて,自分の失敗をごまかそうとしているだけである。

    読売新聞のグラフ──ひとの危機感を煽ろうとけばけばしくつくられたグラフ──と死亡数累計のグラフのコントラストを,よくよく吟味すべし。