Up | 「世論調査」による世論誘導 | 作成: 2020-08-10 更新: 2020-08-10 |
新型コロナ感染の重症は,血栓形成などのサイトカインストーム症候群である。 これは,体の免疫機能の暴走であり,ウィルスを破壊した後,続けて自分の体を破壊するというものである。 新型コロナの重症化率は,どのくらいか。 新型コロナはむしろ「ただの風邪」であることが見えてきたが,重症化率を考える都合から「せいぜいインフルエンザ並み」( インフルエンザ流行の規模) としておこう。 インフルエンザの年間死亡数 3300 に対し,重症者数はその倍よりすこし多い 7000 とする (実際は,もっと少ないだろう)。 インフルエンザの罹患者数は推定値で 1200万人なので,感染者数はその倍よりすこし少ない 2000万 とする (実際は,もっと多いだろう)。 そうすると,感染者の重症化率は「1万人のうち 3.5人」。 新型コロナは感染しても無症状・軽症がほとんどなので,感染者の重症化率を「1万人のうち1人」にしても大き過ぎるくらいだろう。 読売新聞の調査では,73%のひとが「自分は感染して重症になるかも」と思っている。 「自分は感染するかも/既に感染したかも」は,確率 100% と思っていればよい。 しかし,「自分は重症になるかも」は,確率 0.01% (「1万分の1」) である。 ひとは,確率 0.01% で当たるのが良いことだったら,自分にはまず当たらないと思う。 しかし,悪いことだったら,73%のひとが自分には当たるかもと思う──というわけだ。 ひとのこの非理を自分も含めて増長させているのが,マスコミである。 実際,上の記事は,
備考:日本人の人口
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