Up ＜目先の実利優先＞のつけは全体が被(かぶ)る 作成: 2020-03-02
更新: 2020-03-02

    「景気優先」「観光立国」は，その本質はギャンブルである。
    うまく進んでいるふうのときもあるが，そのうち失敗するときが来る。
    ギャンブルは，成功・失敗が確率のものだからである。

    目先のビジネスチャンス獲得のためにやったことは，つけを残す。
    このつけは，全体が被(かぶ)ることになる。
    これは，損害保険や税金のしくみと同じである。

    現在 (３月2日)，学校が閉じられ，各種行事・イベントが軒並みやめられ，企業は在宅勤務を試し，商店は客足が遠のく，といった事態になっているが，これのもとは＜目先の実利優先＞である。
    損得勘定でいったら割の合わないことなのだが，生態系はこのように運動するものだということである。
    ひとは，「ギャンブラーはお互い様」と，達観して受け入れるしかない。