Up そもそも年寄りとはどのくらい死ぬものなのか 作成: 2023-02-03
更新: 2023-02-03


    つぎは,2022年の年齢群別年間死亡数である:
年齢 人口 (千人) 年間死亡数 (人) 死ぬ確率
(何人に1人)
新型コロナの
年間死亡数 (人)
新型コロナで死ぬ確率
(何人に1人)
10歳未満 9240 2221 4160 37 249730
10代 10865 1835 5921 17 639118
20代 12675 4697 2699 70 181071
30代 13708 7692 1782 185 74097
40代 17493 22697 771 576 30370
50代 17421 50373 346 1506 11568
60代 15010 118158 127 3425 4382
70代 16371 305314 54 10677 1533
80歳以上 12297 918887 13 37440 328
全体 125082 1431874 87 53933 2319



    「新型コロナ」では,「高齢者」がマスコミや医事薬事利権に利用される。
    マスコミ・医事薬事利権は,己の間違いや詐欺的収益の隠蔽に,「高齢者の命を守れ」キャンペーンを用いる。,
    これができるのは,ひとが年寄りとはそもそもどのくらい死ぬものなのかを知らないためである。


    80歳以上の者は,年間に13人のうち1人が死ぬ。
    ここに80歳以上の者が13人いたら,来年は1人減って12人になっているというわけである。

    新型コロナだと,80歳以上の者は年間に328人のうち1人がこれで死ぬ。
    しかし,「13人のうち1人が死ぬ」は「328人では25人が死ぬ」。
    つまり,つぎのようになる:
      「328人あたり 25人が死んで,そのうちの1人が新型コロナで死ぬ」

    同様に,70代だと
      「1533人あたり 118人が死んで,そのうちの1人が新型コロナで死ぬ」


    新型コロナによる死は,年寄りにはどうってことのない死なのである。
    しかしひとは,このことを知らない。
    そしてマスコミや医事薬事利権が,これをよいことにして,年寄りを利用するというわけである。

    ただし,マスコミや医事薬事利権のいまの「高齢者」利用は,《利用できるのは「高齢者」しか残っていない》の局面にある。
    少し前までは全年齢層を利用することができたが,いまは「新型コロナは若年層にはどうってことはない」がひとの気づくところになった。
    ひとがまだわかっていないのは「新型コロナは高年層にはどうってことはない」である。
    そこで,ひとが「新型コロナは高年層にはどうってことはない」にならないよう,「高齢者の命を守れ」を躍起になってキャンペーンするというわけである。