Up どういう者がワクチンを信ずる者か 作成: 2022-02-11
更新: 2022-02-11


    ひとは,つぎのa, bに分かれる:
    1. 体は微生物/細菌/ウイルスに寄生されてはならないものだ,と思う
    2. 体は微生物/細菌/ウイルスに寄生されるものだ,と思う

    そしてこのa, b は,つぎのようになる:
    1. 微生物/細菌/ウイルスに対する「除○剤・殺○剤」を信ずる
    2. 微生物/細菌/ウイルスに対する「除○剤・殺○剤」を信じない


    特に,新型コロナではつぎのようになる:
    1. 新型コロナは感染してはならないものだ,と思う。
    2. 新型コロナは感染するものだ,と思う。
    そして,
    1. 「新型コロナワクチン」「新型コロナ薬」を信ずる。
    2. 「新型コロナワクチン」「新型コロナ薬」を信じない。


    aとbは,何が違うのか?

    aは,体を<人為>と考える者である。
    bは,体を<自然>と考える者である。


    体は自然か人為か?
    自然である。
    しかし,現代は,人の大多数 (「大衆」) がaになる時代である。

    生態学は,人のこの割合を「是非も無し」と考えることになる。
    「天の配剤」と考えることになる。
    さて,なぜこの割合になるのか?


    人為は,正義を行うことである。
    自然は,アナーキーである。

    ヒトは,大衆が正義の者でなければ社会が保たないように,進化している。
    社会が現前しているということは,大衆は正義の者だということである。

    正義は,規律に従うことである。
    規律に従うことを,「コンプライアンス」と謂う。
    大衆が正義の者であることと,社会がコンプライアンス社会であることは,同値 equivalent である。

    こうして,大衆がaであることの説明がつく。
    現代社会は,aの者であることが正義になるのである:
    1. 正義の者
    2. アナキスト


    現代社会は,体を人為と定める。
    しかし自然である体は,社会の進化に追いつけない。

    これはどういうことになるか?
    自然から(ばち)が下る。
    体が変調を来し,生活が変調を来す。

    だから,つぎの言になる:
      災難に逢ふ時節には災難に逢ふがよく候。
      死ぬる時節には死ぬがよく候。
      是はこれ災難をのがるる妙法にて候。

    しかし正義の者である大衆には,この言はちんぷんかんぷんである。
    大衆は,体を人為として扱うばかり。
    こうして,「現代病」を患う体になる。


    「現代病」とは何か?
    <体が自然を懐かしむ>が疾患になってしまう病いである。
    即ち, 「自己免疫疾患」。

    免疫は,体が自然とする対話である。
    正義は,対話相手を除き・殺す。
    対話相手を失った体は,自分の体を対話の相手にし出す。
    行き場の無くなった免疫を自己免疫に変え,自傷行為をするのである。

    リストカットする体。
    この淋しい体が,現代人が求めている体である。
    この理,よくよく吟味すべし。