・局所変動と全体秩序の保持
- 動物の神経活動は、局所的なシナプス反応やニューロン発火の連鎖により生じる
- しかし、これが全体として統合され、種や個体ごとの一貫した行動パターンを生む
- 例えば、猫の毛づくろいや犬の縄張り行動は局所的な刺激応答の連鎖であるが、観察者には「自己の意志による行動」として知覚される
・生物における知覚・行為の連続性との比較
- 小石や植物には行動の連続性がなく、自己を感じることはない
- カブトムシの縄張り争いや鳥の個体差のある歌声は、行動の連続性と独自性があり、観察者は「自己」を知覚する
- ここで「自己」は観察者に現れる現象であり、実体ではないことが明確になる
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