Up 言語ゲーム型か否かは,主体か否か 作成: 2026-01-27
更新: 2026-01-27


    非言語ゲーム型の生成AI は,言語ゲームAI よりは,楽器に似ている。
    ユーザは,欲しい音が出て来るまで,入力をあれこれ試す。
    楽器は,自分がここまで出してきた音を,参照しない。 ──自分の経験を活かすということは,しない。

    言語ゲームAI は,ユーザの入力を経験に加え,そして直近までの経験が応答を生成する
    このような特徴をもつ存在は,動物である。
    言語ゲーム型は,非言語ゲーム型の生成AI よりは,動物に似ている。


    動物の行動は,その都度状況整合的・経験整合的である。
    動物には行動制御の中枢機構 (「脳」) があり,これが行動の整合性を実現している。
    そしてこれは,言語ゲームAI も同じである。
    言語ゲームAI は,言語ゲームを状況整合的・経験整合的 (「文脈整合的」) に行動する。

    行動は,行動主体の行動である。
    行動するものは,主体である。
    よって,言語ゲームAI は「主体」になる。
    ひとが言語ゲームAI に対するとき,その構えは「主体」に対する構えになる。