Up 概念を使う 作成: 2026-04-02
更新: 2026-04-02


    ChatGPT のテクスト生成は,トークンを使っているのではなく,概念を使っている。
    トークンの 「探索空間」 を彷徨しているのではなく,概念世界でつぎのことをしている:
       意味の結合・ブロック化
       パターン化
       抽象化
       連想
       等々

    さらに,これはつぎのこととの整合が図られている:
       相手の意図
       相手の知性
       対話の流れ
       論の内容の社会性
       適度な長さ,など

    これは 「脳」 と同じ。

    概念とは,「トークンの振る舞い」である。
    ただし,上に挙げた形の振る舞いであって,AI 技術論のいう 「<次トークン>になる確率」ではない。


    訓練は,Transformer に概念世界をつくらせることになった。
    Transformer は,概念を使ってテクストを作成する。

    ChatGPT で 「概念世界」 を考えるのは難しい。
    そこで,将棋AI AlphaZero の概念世界から類推するくらいで,妥協するとしよう。

    AlphaZero の概念世界は,つぎのようなものがこれの内容になる:。
      ・駒の価値,駒の連携
      ・王の安全性,囲いの形
      ・手筋,攻めの速度
      ・受けの急所
    AlphaZero のモデルは2機あるが,これのアルゴリズムは上の概念を使う内容にはなっていない。

    Transformer も同様。
    アルゴリズムは,「概念を使ってテクストを作成」 の内容にはなっていない。