Up 行動の幾何学 作成: 2026-02-16
更新: 2026-02-16


    ChatGPT のテクスト生成は,脳物の行動である。
    動物の行動との同型を,見出していくものになる。

    ChatGPT のテクスト生成を,通説はつぎのように説く:
     「トークンの追加は,
      ここまで生成してきたテクストから,
      確率統計的に,つぎのトークンが決まる」

    しかし,トークンの軌跡がつぎのトークンを決めないことは,生成されたテクストに見れば明らかである。
    テクストの途中から後ろを隠して,隠された<つぎのトークン>を当ててみよ。──当てられない。

    わたしは,ChatGPT のテクスト生成を,つぎのように見る:
     テクスト生成は,「重力場を物が転がり落ちる」。
     生成されるテクストは,これの「軌跡」。

    動物の行動も,これと同様と見る。
    そこで,「重力場を物が転がり落ちる」 を,脳物の行動の物理とする。


    転がる物は重力場の要素であるから,転がり落ちることは,重力場にフィードバックする。
    これは,最初に見える転落コースを大きく変えるものにはならなくても,その都度コースを変えることになる。

    実際,ひとのテクスト作成はこのようである。
    ひとは,テクスト作成が,最初思ったのは違うテクストを生成するのを,ふつうに経験している。
    これは ChatGPT のテクスト作成も,そして動物の行動も,同様である。


    この「重力場」の幾何学は,「リーマン多様体」である。
    「転落コース」は,リーマン多様体の「測地線」の話になる。

    テクスト生成は,リーマン多様体の測地線だから,生成するテクストが最初でほぼ決まっている。
    後はこれを現すだけ。
    「テクスト生成」は,作成するつもりのテクストが現れてくることである。


    こうして,「リーマン多様体の測地線」が,脳物の「行動」の幾何学になる。
    翻って,「脳」とは,つぎを機能とする器官のことである:
      行動の重力場をつくることを以て,
      行動の動機・制御となる

    ここで脳の脳たる由縁は,行動が,
      「状況・経験値整合的」
    を現すこと。