Up 概要 作成: 2025-12-25
更新: 2025-12-25


    自己とは、存在物・内面・主語ではなく、
    脳機能であるところの
    「行動を状況整合的にする」
    という一点で定義される。

    自己は、それ自体として現れることはない。
    自己の現象は、つねに
    状況整合的な行動
    としてのみ与えられる。

    このとき、自己は
    行為者でも、担い手でも、立場でもない。
    したがって、「自己が〜する」「自己のふるまい」「自己の立場」
    といった表現は成立しない。

    自己は、何かに属するものではない。
    また、自己は他を含意しない。

    ただし、自己は次のことを可能にする。

    すなわち、
    自己は、他によって主体にされうる
    という事態である。

    この意味で、自己は
    主体そのものではなく、
    主体が他から帰属されるための
    最小の条件である。