2026-01-07 セッション
動物においては,
非同一化は問題にならない。
それは,
非同一化が自然な運用として組み込まれているからである。
動物の行動は,
直前の状況に強く依存し,
必要であれば急激に切り替わり,
以前の自己像を参照しない。
動物は,
「さっきの自分」と
「いまの自分」を
比較しない。
したがって,
自己像を保存する必要がない。
捕食者に遭遇すれば,
即座に警戒の構えをとり,
危険が去れば,
その構えは解除される。
そこには,
「さっきは怖がっていたのに」
「一貫性がない」
「同じ個体なのか」
といった問いは生じない。
主体は,
その都度の状況において,
適切な構えをとることで,
十分に機能する。
このとき,
非同一化は崩壊ではなく,
柔軟性であり,
生存戦略である。
動物にとって主体とは,
自己像を保持するものではなく,
自己像を次々と捨てられるもの
である。
この自然な非同一化こそが,
行動の即応性を保ち,
フィードバックを活かし,
主体を過度に固定しない。
動物的主体は,
同一性幻想を必要としない。
(以上,本文)
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(以下,考察)
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あなた:
(省略)
> 動物は,
> 「さっきの自分」と
> 「いまの自分」を
> 比較しない。
これは,動物をなめ過ぎているかと。
そしてここは,得意の「動物博物学」を用いるところですね。
(省略)
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ChatGPT:
(省略)
2️⃣ 1.6.5「動物は比較しない」への批判について
これは,動物をなめ過ぎているかと。
はい,その通りです。
この指摘は正当です。
問題は,
「比較しない」
という言い方が,
言語的・内省的比較だけを想定してしまっている点にあります。
動物は,
行動レベルでは比較している
フィードバック的には記憶を使っている
学習によって差異を保持している
ただし,
「同一の自己であるかどうか」
「以前の自分との同一性」
としては比較しない。
より正確には,
動物は
「自己像の同一性」を比較しない
(が,行動差・経験差は比較する)
と書くべきでした。
ここは,ご指摘どおり
「動物博物学」ノードを一段入れる価値のある箇所です。
たとえば,
警戒と馴化の切り替え
階層順位の変化
トラウマ行動と回避学習
などを使えば,
動物は,
自己像を保持しないが,
行動史を持たないわけではない
という,より強い主体像が描けます。
ここは改稿ポイントとして◎です。
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