Up | ボソ01♀ : 行動の極端な変容 | 作成: 2020-02-29 更新: 2020-08-20 |
これにより,ボソ01 にとってわたしは,「餌をくれる者」という存在になる。 こうしてボソ01 は,「餌をくれ」アピールを,振る舞いで示してくる。 その振る舞いは,《近くに来て佇む──自分がいることを見せる》である。 はじめのころは,積極的にアピールしてくるのは専ら♂であった。 その後♀も,♂を真似るふうに,だんだんとアピールするようになってきた。 それが,鏡の実験をするようになってからは,♀が積極的にアピールする方になった。 その振る舞いも,《窓の前をホバリングし,窓を足で蹴って音を立て,自分の方に向いてもらう》というものである。 ♂は,これはやったことはない。 実際,鏡の実験をするようになってから,餌やりに応ずる♀の行動が積極的になってきた。 鏡に対しては♀が積極的に,♂が消極的にそれぞれ振る舞うが,この違いが,餌やりに対し♀が積極的に行動することにシフトした,といった感じである。 即ち,♂がたいてい先になるのはこれまで通りだが,そのとき♀は「ギャーギャー」鳴く。 ずっと観察していて,この声は「自分も欲しい」であると判じられる。 そして,これまでは♂の後ろでただ待つというのが多かったが,積極的に横で餌をとるようになった。 (これには,餌の置き方を<細かくして拡げる>に変えていったことにも一因があるが。) さらに,競って餌を取りに行くというのも,よくやるようになった。 ♀の<鏡を蹴る>では,♂は電柱/電線にとまってこれを見ている。 《餌が出てくれば取りに行く》の構えである。 ただし,♀の<鏡を蹴る>は,♂のいないときがある。 これなぞは「♂のいぬ間に」をやっているように見えるが,いまのところわからない。 というのも,♀は,置かれた餌に向かうときは,♂がいっしょでないと恐いようなのである。 《♂を先に行かせ,その後に続く》というふうになる。。 ♂がいないときは,鳴いて♂を呼ぶ。 |
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無効な行為であることを学習した? ──そもそも,窓を蹴る行為は,餌をねだる行動ではなく,鏡を要求する行動だった? 2020-08-20 |