繁殖期に入る時期は,なわばり奪取をチャレンジするカラスが現れる。
ボソ♂は,これを攻撃し撃退する。
戦いは,脚を使う。
戦いが激しければ,脚を負傷してしまうことになる。
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観察記録から
2021-04/27
本日,♂が片脚を負傷 (地面に足をふつうにつけない)。
前に一度これと同じ格好の負傷を見ているが,そのときは2日後には回復している。 ( ♂が脚を負傷 (2020-06-16) )
昨日から,♀とは違う1頭のハシボソガラス (Aとする) がいるのが観察されていた。
♂とAが電線に並んでとまって対峙しているふうや,一方が一方を追い出そうとしているような飛行が見られた。
♂とAとの間で結着をつける格闘があったのかも知れない。
繁殖期は,なわばりを構えているカラスが,なわばりに入ってくるカラスを威嚇して鳴いたり,追い払う飛行をするのが,頻繁に観察される。
なわばりを構えるとは,やはりなかなかたいへんなことのようである。
2021-05/03
脚は,「だいぶ回復」「まだ完治ではない」という状態。
歩行やホッピングでかすかに跛をひいているふうが見える。
地面に立っているときも,スキッと立つのではなく,体を少し丸めた体勢になる。
観察者との近接でも以前より距離をとるようになっており,瞬時のリアクションをとるのに不安があるためと推量される。
2021-05/08
脚は,「もう治った」と見える状態に。
この度は,回復までに10日くらいかかったことになる。
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つぎは,別の時期に観察された負傷:
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観察記録から
2020-06-16
この日,♂が右足を傷めた。
歩くとき跛をひき,痛々しい。
佇むときは,草の中にいたり,体を低くする。これは,足を傷めていることを他の者に知られないようにするためだろう。
朝は何でもなかったので,その後で傷めたことになる。
そこで,子どもの巣立ちと関係があるのかも知れない。即ち,巣立ちの子どもに危害を与えそうな何者かが現れて,それを攻撃したとか。
06-17
♂の傷めた足が,ほとんど回復している。
回復力も生きられる条件の一つというわけだ。
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