Up マーキング? 作成: 2018-08-25
更新: 2019-03-02


    ハシボソガラスは,餌を食べた後,嘴を草などに擦り付ける行為をする。
    これは「嘴の掃除」と解される。
    そしてこれは,電線でもする──<嘴を電線に擦り付ける>。

    ハシボソガラスは,<電線を嘴で叩いて警告音を立てる>をやることがある。
    これは,嘴の掃除と見まごうことはない──はっきり違って見える。

    この他に,<嘴を電線に擦り付ける>を他のカラスに対しパフォーマンスしているふうに見える場合がある。
    これは一見「マーキング」のようだが,「マーキング」の解釈は立ちにくい。
    なぜなら,なわばりの広さは,互いをつねに視野におけるほどのものだからである。
    そして「マーキング」の解釈は,「カラスは嗅覚が劣る」の説とも齟齬する。

    実際,このパフォーマンスは,なわばり攻防のパフォーマンスであるように見える。
    即ち,なわばりの主がするときは,「ここは自分のなわばりだ」の示威。
    他のカラスがするときは,「ここを自分のなわばりとする」の示威というぐあい。

    さて,真実は?