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乾燥裸地の塩類集積
作成: 2023-12-03
更新: 2023-12-03
乾燥裸地は,たまたま雨が降っても,恵みの雨とはならない。
地中に浸み入った水は,蒸発する。
このとき,地中の塩類を上方に吸い上げる。
そこは塩類が濃くなっていく。
こうなると,水を引いてきても植物は育たない。
なぜか?
植物が水を吸うのは,細胞液が細胞の外の水より濃い (溶質濃度が高い) ためである。
水は溶質濃度の低い方から高い方へ移動する。
この物理のため,濃い塩水に曝された植物は,細胞の内から外に水が移動する。
こうして死んでしまうのである。