Up | 作成: 2024-06-27 更新: 2024-06-27 |
土はそうでもない。 そこで,「砂は熱伝導しやすい」と思う。 そして,「サハラ砂漠 (サハラの 事実は,砂は一般土壌と比べて熱伝導率が小さい。 サハラ砂漠は,灼熱の太陽の下でも表面から少し下はひんやりしている。 表面の熱い乾砂層がむしろ断熱層になっている,という格好である。 上の「熱伝導」の勘違いは,「熱気の温度が砂に伝わる」みたいに捉えてしまったからである。 ちょっと考えてみれば,砂が熱いのは下に熱が伝わりにくいからであり,砂の熱伝導率が小さいことを示している,とわかる。 サハラ砂漠は,表面が日中は熱くなるかわりに,夜間は冷たくなる。 砂の熱伝導率の低さは,この冷たさも地中には伝わりにくいことを意味する。 こうして,サハラ砂漠の地中は,熱からず冷たからずの中間的な温度で安定していることになる。 |