Up | 作成: 2024-06-27 更新: 2024-06-27 |
太陽光は,空気中の水滴に散乱されて減衰する。 日中のサハラ砂漠は,高気温のため空気中に漂う水滴が無い。 太陽光の減衰が無くなるため,「灼熱の太陽」になる。 サハラ砂漠の日中の高気温は,「灼熱の太陽」との<正のフィードバック>スパイラル関係による。 砂漠面は,太陽光の反射率が一般土壌面より高いのである。
翻って,「灼熱の太陽」の空は,色が無いということになる。 確かめられよ。 サハラ砂漠は,夜間が寒冷になる。 これは,「砂漠の物理」というよりは,「本来,太陽光が遮断されたらこのくらいに寒冷になる」ということである。 日本でこのような夜間の寒冷が無いのは,日中温まった大地の熱放射が大気の冷却を緩和しているからである。 サハラ砂漠は,日中は表面が熱くなるだけで,その下は一般土壌のようには温まっていない。 よって,夜間は大気の温度が大きく下がる。 |