Up カラマツ植林丘陵 作成: 2018-09-08
更新: 2018-09-13


    厚真町は,《町面積の約7割が森林,うち3割がカラマツを主とする人工林》の土地柄である。
    この度の地震で地滑りが起こったのは,カラマツ植林丘陵である。

    カラマツは,北海道自生種ではない。
    成長が早いことから,「北海道開発」期において鉱山業,製紙業,住宅需要に対応すべく,せっせと植林された。

    カラマツ山林は,下生えが貧弱で,保水性が低い。
    加えて,厚真のあたりは火山灰地である。
    この度は,《カラマツ植林丘陵は,条件が揃えば震度6クラスの地震で地滑りを起こす》が示されることになった。

    本州ではスギ植林丘陵の地滑りが「災害」の定番だが,北海道だとカラマツ植林丘陵の地滑りが相応するというわけである。

2018-09-13 読売新聞 に掲載の写真から,切り取り引用: