Up 英雄物語?戦犯物語? : 要旨 作成: 2016-04-02
更新: 2016-04-03


    国を賭け事にするギャンブラーは,賭けに勝てば,英雄物語がつくられる。
    賭けに負ければ,戦犯物語である。
     例. つぎの文献の一つの読み方は,「正力松太郎/読売新聞」A級戦犯物語である:
      『原発メルトダウンへの道──原子力政策研究会100時間の証言』
       (NHK ETV特集取材班, 新潮社, 2013)


    一般に,英雄物語か戦犯物語かは,「塞翁が馬」である。
    即ち,行為の結果をどのくらいの時間スパンで見るかに,依存する。

    しかし,原発に関しては,戦犯物語しかない。
    原発により,ひとは「トイレの無いマンション」に住むことになる。
    そして,「トイレの無いマンション」状態は,ずっと続く。
    「塞翁が馬」が想定している時間スパンを,遙かに超える。