Up | 正義と無知 | 作成: 2020-06-25 更新: 2020-06-25 |
週刊誌は,「大衆の鏡」を商売にしているものである。 この大衆は,正義と無知を「 大衆は週刊誌に対し,自分の下衆がそこに公然と認知されるのを見て,安心する。 週刊誌は,下衆の代役を確信犯的に行うものである。 上の広告の中の文言「コロナ税」は,もちろんはったりである。 大衆は,「国の財政は税金で賄われている」と思う者たちである。 この大衆は,コロナ財政出動の巨額を見て,「計算が合うのかよ?」と疑問をもつ者たちである。 彼らは,「超過支出は増税で埋め合わせる」しか考えつかない。 そこで週刊誌は,大衆のこの「下衆の勘ぐり」を表現してやる。 「コロナ税」, と。 大衆は,自分の思考回路が公然と認知されるのを見て,安心する。 週刊誌は,大衆の慰撫である。 ただしこの慰撫は,「子ども扱い」である。 <慰撫>は,「子ども扱い」の功の面である。 その裏の罪の面,それは<本当の隠蔽>である。 大衆は,日本の財政が「金造り」でやってきていることを知らない。 『週刊現代』は,「コロナ税」を言って,日本の財政のしくみを隠蔽する。 確信犯的にこれをやっているのなら,週刊誌はまだだいじょうぶである。 心配なのは,週刊誌も「国の財政は税金で賄われている」の手合であるように見えてしまうことである。 |