Up コロナ時短命令違憲訴訟 作成: 2021--03-23
更新: 2021--03-23


      読売新聞, 2021-03-23
    時短命令 都を提訴
    飲食チェーン「営業の自由に違反」
     東京都による営業時間の短縮命令は「営業の自由」を保障した憲法に違反するなどとして、東証2部上場の飲食チェーン「グローバルダイニング」(東京) が22日、都に損害の一部として104円の賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言下で出された時短命令の合憲性や適法性を争う訴訟は初とみられる。
     同社は、都が改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づき、午後8時の閉店を要請した1月8日以降もこれに応じず、今月18日に都の命令を受け、26店舗で時短営業に転じた。
     訴状では、18日の時点で医療体制の逼迫といった危機的状況は脱しており、命令は必要性を欠く過度な内容だったと主張。 18日から緊急事態宣言が解除された21日までの4日間で1店舗あたり毎日少なくとも1円の損害が生じたとしている。
     提訴後に東京・霞が関で記者会見した長谷川耕造社長は「店では感染対策を徹底しており、時短営業をしなくても社会に迷惑をかけることはあり得ない。コロナ対策の政策で塗炭の苦しみを味わっている人がいることを訴えたい」と語った。
     同社の提訴について、小池百合子都知事は22日夕、報道陣の取材に「特措法にのっとり、丁寧に手続き通りの流れでやってきている」と話した。


    「自粛」を正義にしてひとの生活破壊を進めてきた者たち,彼らの先兵になって自粛警察をやってきた者たち,彼らは「コロナ禍──馬鹿な戦争」の戦犯である。
    彼らは「コロナ禍=馬鹿な戦争」がはっきりする段になっても,引っ込みがつかない者たちである。
    引っ込みがつかない者たちは,自分に批判が向かわぬよう,戦争のうやむや化を図る。
    うやむや化の方法は,戦争を泥沼化させるである。
    こうして,「馬鹿な戦争」は「終わらない戦争」になる。

    大衆は,「終わらない戦争」に付き合う。
    洗脳されているからである。
    洗脳は,批判精神を封じることである。
    批判精神を封じる方法は,<おどし>と<言いつけ>である。
    子どもに対して使う方法が,洗脳の方法である。
    ひとは,子ども扱いされると子どもになるのである。

    洗脳の要諦は,「科学的根拠」にひとの問題意識が向かわないようにすることである。


    東京都首長は,自分の立場がわからない愚か者である。

    首長には,自分の言うことをきかない者がいることにがまんがならない,というタイプの者がいる。
    このタイプの者は,強権を使ってひとを自分に従わせようとする。
    翻って,ひとは強権を使えば自分にひれ伏すもんだと思っている。
    そして,墓穴を掘る。

    訴訟がもし本気のものなら,裁判は自粛管制の「科学的根拠」が論点になる。


    この東京都首長と対比されるのが,尾身茂である。
    コロナ禍が終わるのは,大衆が新型コロナをインフルエンザ並と思うようになるときで,それには2年かかる──を言い出した。
    いまのコロナ禍は大衆が率先してこれを選択している,というわけだ。
    引っ込みがつかない者たちは,この言い方を手本とすべきなのである。