Up | 「抗ウィルス薬」とは | 作成: 2020-05-04 更新: 2020-07-07 |
ウィルスは宿主細胞の中で繁殖するが,インフルエンザウィルスだと,これは そこで,このどれかのフェーズを阻害するというのが,抗インフルエンザウィルス薬の考え方になる。 実際,つぎの3タイプの薬が研究されている: 「抗ウィルス薬」は,机上の理屈である。 実現できるものではない。 厖大な数のウィルス個体それぞれにアクセスする方法が,立たないからである。 「抗ウィルス薬」と銘打っているものはあるが,効果を期待するものではない。 「専門家」の評価も,「発症して間もない時に服用すれば症状が少し抑えられる」くらいに留まる。 ──「その期間を過ぎれば効果は無い」ということ。 そしてその「発症して間もない時に服用すれば症状が少し抑えられる」だが,これは体の自然免疫の効果と区別をつけられるものではない。 眉唾ものなのである。 さらに,「体の免疫の働きをじゃまするだけでは?」とも疑われてくる。 そのうえに,副作用の心配がある。 薬は全身投与である。 成分の化学物質は,感染細胞への選択性が低ければ,基本,全身にわたる。 どこで何をしでかすかわかったものではない。 「副作用」の言い方をしているが,これが甚大なら「副作用」が薬の主作用だということになる。 |