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「適者生存・自然淘汰」の概念 : 要旨

作成: 2016-03-21 更新: 2016-03-21

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進化論 (ダーウィニズム) は，「適者生存・自然淘汰」を進化の説明概念に用いる。 「生きる術をもつ」は，「強い/負けない」とは違う。 「自然淘汰」は，「弱肉強食」とは違う。 コハコベは，手で持ち上げようとすると簡単に茎が折れてしまうほどの，華奢なカラダの野草である。 コハコベは，その華奢なカラダで生きられる生き方をしている。 地を這い，他のものに寄り掛かり，またそれらが自分のガードになるよう位置取りをする。 即ち，「適者」とは，生きる術をもつ者のことである。 「適者生存」の意味は，「生きる術をもつことにより，生きていられる」である。 「自然淘汰」の意味は，「生きる術をもてない者は，生きられない──滅亡する」である。