そこで，国民が求めるものを政府に求める。 国民の求めるものは「財政出動」に括られる。 野党が政府に求めるものは，財政出動である。 野党は国民の求めるものを何でも政府に求めようとする。 国民の様々な要求を代弁すれば当然こうなり，そして言うのは こうして，野党が求める財政出動の額は，天井知らずになる。 しかしこれは，「景気最優先」の政府にはかえって都合のよいものになる。 安倍政権には，もともと「財政の健全化」の考えはない。 そもそもこの考えは間違いということになる。 財政は，金をつくり，民間に流すこと──これが正しいとされる。 （  国債引受規制撤廃主義）
野党は，政府の財政出動に対しては，「まだまだ不十分」で応じることになる。 実際，己をアピールする形は，これしかないのである。 こういうわけで，政治は「財政の健全化」とは 問題は，国民に対し「財政の健全化」という問題がさもあるかのように言っていることである。 騙しているわけである。 そして，国民もこれにすっかり騙されている。 |