Up 年金 : 要旨 作成: 2020-05-14
更新: 2020-05-14


    ひとは,老後年金が「年金基金」の運用で賄っていると思っている。
    年金基金制度を維持するために,国民はみな掛金の納付をすべきであると教えられている。
    これは,騙しである。

    年金給付は,造った金の給付である。
    金に色はついていない。
    「年金基金」の金も造った金も,区別はない。


    「年金基金」の騙しは,教育的方便というものである。
    子どもに「サンタクロース」を教えるようなものである。
    成長するうちに「サンタクロース」が騙しだとわかってくる。

    「教育的方便」は,騙しだとわかったとき,「この騙しには理由がある」と認識することになるものである。
    ばかばかしい!」となるものではない。
    この辺の綾がわかることが,「教育的方便」とは何かがわかることである。


    年金給付は,造った金の給付である。
    一方, 「年金基金」の運用で賄っているということにしておく。
    騙しであることをわかった上で,騙されたふりをする。
    これが「年金」に対するオトナの作法である。