Up 通貨の循環 (「金回り」) 作成: 2019-12-25
更新: 2019-12-26


    「通貨」は,つぎのように循環するマネーである (赤い矢印が通貨の流れ):

    商品経済は,労働も商品になる──労働力商品。
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    がつぎを含むことに留意せよ:

    ひとは自分の生業において,商品生産者と商品消費者の両方になる。
    商品生産者は,原材料を買い労働者を雇っているところでは商品消費者である。
    労働者は,生活材を商品として買う者としては商品消費者であり,労働によって賃金を得る者としては商品生産者である。


    通貨の循環を,つぎの二つのコンポーネントに分けてみる:

    実際,経済,財政の二つのコンポーネントは,それぞれ「経済学」「財政学」が研究分野とするところとなる。

    「財政」は,人が決めるところである。
    「経済」は, 「神の見えざる手」に委ねられる。

    「小さな政府」は,財政コンポーネントが小さいことを謂う。
    「新自由主義」というのがあるが,それは「小さな政府にして自由主義経済の自由を大きくせよ」(放任主義/規制緩和) を説くものである。