Up 決済サービス (ウォレットサービス) の過剰 作成: 2020-10-16
更新: 2020-11-12


    電子決済サービス (ウォレットサービス) のユーザは,電子決済サービス事業者のところに口座をつくり,併せて自分の銀行預金口座番号を知らせている。
    電子決済は,この2つの口座間の振替を含んでいる。

    先の「ドコモ口座からゆうちょ口座の貯金を不正引き出し」事件は,口座振替処理でのセキュリティーの甘さを突いたものである。
    銀行が電子決済サービスをやることになれば,電子決済サービス事業者は過剰な存在になり,2つの口座をつなぐ過剰が原因の事故・事件も無くなる。

    銀行の業務はいろいろ条件付けられていて (「銀行法」),電子決済サービスは銀行のやれないものである。
    翻って,電子決済サービス (ウォレットサービス) は,銀行が規制によりこれをやれないことによって,成り立っている。