Up 「風が吹けば桶屋が儲かる」: 要旨 作成: 2020-11-09
更新: 2020-11-09


    経済学は,疑似科学である。
    「疑似科学」という意味は,現前を説明・推理する論理系が立たないということである。

      経済学は人文学に属するが,人文学全般が──もしそれが科学のように装われるときは──疑似科学である。

    疑似科学を科学を装ってやるのは,詐欺である。
    「ノーベル経済学賞」というのがあるが,これはアメリカの経済学者連中が強引にノーベル賞の中に押し込んだものである。
    「ノーベル平和賞」と同類の,お手盛り賞である。


    経済学者で,経済学が疑似科学であるとの認識の無い者──これは,現前の複雑さを思うことができない者である。
    彼らは,現前を,自分のひどく幼稚な論理で説明・推理できるものだと思う。
    こうして彼らは,「風が吹けば桶屋が儲かる」の類の論をつくり出す。

    経済学者が言ってくる「財政・金融政策はこうしたらいい」は,ことごとく誤る。
    思考が「風が吹けば桶屋が儲かる」のレベルだからである。

      こんなことを言うと,「専門家・有識者」信者であるところの一般者は,「まさか」と思うだろう。
      しかし,大学に教職をもったことのある者なら合点がいくはずだが,専門課程は,一面, 「馬鹿な学生」が「専門家」になりやすいシステムになっている。


    しかし,国の政治は,この手合いに依存する。
    自分ではわからないからである。
    わからない者は,自分を騙してくれる者を求めることになる。
    <わからない>に蓋をしてくれるものなら何でもいい,となるのである。
    実際,この他は無いわけである。

    財政・金融政策には,「これはさすがにないだろう」はあっても,「こうしたらいい」は無い。
    「こうしたらいい」が無いのは,個人も組織も国も同じことである。
    災厄・災禍といろいろ付き合っていく,となるのみである。