Up | P2P通貨 : 要旨 | 作成: 2020-11-11 更新: 2020-11-11 |
即ち,P2P通貨として実用になっているものは,まだ現れていない。 現前の「仮想通貨」──「ビットコイン」型 P2P通貨──は,実用になる通貨ではない。 いろいろな点で,重過ぎるのである。 ビットコインは,想うに,実験的につくられた。 どの程度 P2P通貨になれるかを,見ようとしたのである。 実際,ビットコインは,どん詰まりになるように設計されている。 そしてビットコインは,実用の核心である店舗での支払い (少額即刻支払) が,もともとできないような設計になっている。 ビットコインを店舗での支払いに使おうとするときは,決済サービスプロバイダをサーバにした C/S通貨に仕立てることになる。 即ち,つぎのようになる: P2P通貨は,そのままで店舗支払いができる通貨として実現されるべきである。 ビットコインが上のような方法をとらねば店舗の支払いに使えないというのは,ビットコインを以て P2P通貨が実現されたと見るわけにはいかないということである。 |