平成22年(西暦2010年)における大学院の在学者数は25万人程度になると推 計されるが,今後の制度改正や産業構造の変化などを考慮すると,全体としてはそ れ以上の規模に拡大していくと見込まれる。国は,この規模を念頭に置きつつ,特 に大学院修士課程における高度専門職業人の養成を中心に量的な拡大を図り,大学 院の質の維持向上と教育研究条件の充実のための措置を講じる必要がある。 なお,国立大学については,今後大学院の規模の拡大に重点を置く必要がある が,関連して状況に応じ学部段階の規模の縮小も検討していくことが必要である。 |