Up 概　要 作成: 2008-05-10
更新: 2008-05-10

    「法人化」の国立大学では，「就職対策指導」の課題は「就職対策指導先ずありき」になる。
    就職対策指導の合理性を問う内部からの動きは，現れない。
    実際，「そんな呑気/悠長なことを言っている場合ではない」の雰囲気に支配される。

    「就職対策指導先ずありき」は，就職対策指導を思惑先行 ("If we build it, they will come.") で行われるものにする。
    現前の就職対策指導推進論はこんな状態にある。 それは批判的に論考されねばならない。 なぜなら，思惑先行の事業は大きな被害を残して失敗するのみであるから。

    そこで，就職対策指導とは何か (何であり得るか)？ 就職対策指導の成立条件は何か？ を改めて考える。
    併せて，国立大学教育学部系が「就職対策指導」を課題にもつとはどういうことであるかを，考える。

    そして，「就職対策指導を課題にする」の内容を，考えていく。
    「就職対策指導を課題にする」は，一連の論理的作業である。
    この作業の最後に，「どのような就職対策指導をどのように実施するか/しないか」の最終判断となる。 最終判断は，論理的結論である。