Up 不勉強・ひと真似 作成: 2008-05-13
更新: 2008-05-13

    国立大学の「法人化」で急に就職対策指導推進の担当にあたった教員は，就職対策指導について素人である。
    一般に，素人は，専門的勉強へと進むよりは，素人を自任して他の者に倣う・従う方を選ぶ。
    就職対策指導推進担当になった教員も，「自分が倣う・従うべき相手を求め，そしてそれに倣う・従う」を行動にしていく：

    1. 他大学で何をやっているかを知るための資料収集をする。
      「先行的」の評判がある大学を，「調査」ということで訪問する。
      「専門家」を大学に招いて，話をしてもらう・意見をもらう。
    2. 他大学でやられていることを，真似してやる。
      「専門家」の言に従う。


    これはどのような結果になるか？
    先ず，不経済。──「訪問して話を聴く」「招待して話を聴く」は，だいたいが，費用対効果比の点でひじょうな不経済になる。
    そして，無駄なもの (誰も踊らない笛の音，いつまでも中が埋まらない箱物) を山のようにつくってしまう。