Up | English 二種類の評価: 論理の評価とマナーの評価  


恣意と絶対/「決定」のシステム

    教科の指導は,論理の指導と,論理を応用する行儀(マナー) の指導 (生活科) で成り立っています。
    例えば算数科の場合,前者が「数学科」にあたります。



    そしてこれに対応して,算数科での評価には,生活科の評価と数学科の評価があります。
    この二つを明確に区別するようにして下さい。

    • 算数科での「×(バツ)」に二種類:

      1. 生活科の「×」:「この答えでは社会からスポイルされますよ」
      2. 数学科の「×」:「正しくない」


    • つぎの例では,「四角形」の見方は,通常「行儀の悪い」恣意ということで教師から評価「×(バツ)」をもらってしまいます。


      この「×」は,数学科の「×」ではありません。生活科の「×」──「こんなことをすると社会的にスポイルされますよ」という警告──です。