Up シンプル (余計なものの徹底排除) 作成: 2009-01-09
更新: 2009-01-09


    ディジタル・コンテンツ作成の初心者は,きまって,余計なことをいろいろやる。 ディスプレイ画面の中に標題を表示する,枠を描く,何色も使う,口で言うべきことばを書き込む,アニメにする,音を出す,キャラを登場させる,‥‥

    余計なことは,すべてノイズである。
    「無くてもよい」というものではなく,「あってはならない」というものである。

    ノイズの徹底排除の意味で,余計なものの徹底排除に努める。
    この結果が,<シンプル>の実現である。


    <余計>を意識することは難しい。
    <シンプル>の実現は難しい。
    <シンプル>を簡単と思ってはならない。

    実際,数学の歴史が示すように,<シンプル>は最後にやってくる。
    その途上にあるのは<グチャグチャ>であるが,<グチャグチャ>は<シンプル>が得られてはじめてそれと気づかれる。 <グチャグチャ>の中に棲む者は,それを<グチャグチャ>とは思わない。
    「<シンプル>にこそ,インテリジェンスの高みがある」というわけである。