- ディジタル・プレゼンは,インタラクション向けではない。
実際,インタラクションを考えるときは,ディジタル・プレゼンの形は使わない。
- ディジタル・プレゼンの設計では,<相手>が存在しなくなる。
プレゼンを,インタラクションが無い形に設計
→ <相手>が存在しなくなる
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確認: |
<相手>は,つぎのことによって意識されるものになる:
- インタラクションが起こるようにメディアをつくる。
(相手のことを考える。)
- 意思疎通に失敗し,愕然とする。
(<他者>(想定外) として相手が立ち現れる。)
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- <相手>が存在しなくなるとき,<相手>は自分。
──「伝える」を「伝わる」とイコールにしてしまう。
「自分の伝えるものは,相手がそっくり受け取る」
→ 相手=自分の言うことがそのまま通じる者
→ 相手=自分
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- プレゼンは,プレゼンターの「独り言」になる。
- 相手がついて来れない盛りだくさんで難しい内容にしてしまう。
- 「相手のずっと先を行っている/相手よりずっと多く知っている」でなければ,プレゼンターが務まらないと思ってしまう。
そして「相手=自分」なので,自分の知らないことを新しく勉強し,これをプレゼンの内容に追加していく。
こうして,盛りだくさんでそして難しい内容になっていく。
- コンテンツと時間の配分を,相手不在でやってしまう。
- ディスプレイ&説明に自分が要する時間をもとに (「相手が受け取れる時間をもとに」ではなく),コンテンツを並べる。
- 特に,「時間が余る」計算になるときは,コンテンツをさらに加える。
- 盛りだくさんを消化するために,早口になる。
- このことが,「授業におけるディジタル・コンテンツの使用」でも,起こり得る。
これを,つぎに問題にする。
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