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地域による不利を招かないユニバーサル・サービスとしての「生涯学習教育」は,WBT (Web-Based Training) の形で,そして実際上この形でのみ,実現を考えることができます。
	
 
WWW 上には,既に数多くの WBT サイトが登場しています:
	
 
 
	ビジネスとして
	学校の授業の補完として
	無償の行為 (ボランティア) として
	 ただし,自己完結的な「総合大学」然としたものは,まだないようです。
 
 
「生涯学習教育」のウェブサイトを「総合大学」の形で建てることを課題にするとき,この構築は,(少なくとも最初は) 国の事業として立ち上げるのが妥当です。実際,その以外の形では実現困難です:
	
 
 
	「ポータルサイト/リンク集の形で WBT サイトを組織する」というような方法では,サイトの品質やスタイルのバラツキ,学習内容の網羅,管理主体,著作権,コンテンツの管理・維持,ユーザーに対する安全性,ユーザーサポートなど問題が山積して,一つの教育システムのようにはとてもまとまらない。
	一企業のビジネスとして立ち上げるには,人員の準備が過大。そして,ユニバーサリティがひじょうに高いハードルになる。(ペイしなければ,民間からは立ち上がらない。)
	特に,私学にはこの新事業にのり出す余力はない。
結局,「総合大学」の規模で立ち上げ,軌道にのせるには,国の主導が必要。
	 
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