Up 「生涯学習教育」に対する
大学種別間の棲み分け
作成: 2001-11-07
更新: 2001-11-07


  • 大学運営は,企業の場合と同様,「資源の重点投入」という考え方が重要です。実際,何でもかんでも手をつけるようなことをすると,事業内容が散漫で深さのないものになり,そしてスタッフの疲弊を招きます。

  • 先端の研究を役割とする大学や,専門的に高度な人材の供出に責任をもつ総合大学では,「生涯学習教育」は「プロフェッショナルのリカーレント」の意味でなければなりません。
    一方,コミュニティ・カレッジとして立つ地方大学が,一般者(「市民」)を対象とする「生涯学習教育」を担う大学ということになります。
    このあたりの棲み分けは,ひじょうに重要になります。

  • ここしばらく,国立大学のリストラ (「統廃合」) が進行しますが,この中で「地方移管大学」として再興する大学のほとんどは,コミュニティ・カレッジとして立ち,したがって一般者(「市民」)を対象の「生涯学習教育」を主要な業務の一つとするものになります。